前回は、OpenSeaでコレクションの細かい設定をしました。
今回は、このコレクションにNFTにしたいデータをアップして販売する手順を考えてみましょう。
コレクションにデータをアップする
「OpenSea」でログイン状態でしょうか。
もし一旦ログアウトしているようでしたら、ログインしてください。
ご自分のページから、再び右上の丸いアイコンに入り「Studio」を選択します。
そうしますと、コレクションの画面になります。
続いて、右上の「作成」あるいは「Create」を押します。
作成 という画面になります。二つの選択肢のうち下の「NFTをミント」を選びます。英語では「Create an NFT」です。
NFTを作成 という画面になります。
この画面の左側には、メディアをアップする場所が大きく囲われていますが、ここにNFTにしたいデータファイルをドラッグ&ドロップするか、フォルダ表示からデータを探して選択しましょう。
ファイルがアップされたでしょうか。
続いて、画面右には「コレクションを選択」という項目があります。ここで、前回細かい設定をしたコレクションを指定します。
名前 にNFTにつけたい名前を打ち込みます。
供給 にはNFTにする総量を打ち込みます。1点限定にする場合には1を入れます。少ない数にすると価値が高く評価される可能性があります。一方で、多くの数を複製して安く広く販売することもできます。皆さんの販売方針で決めることができます。今回は試しに 100 と入れてみましょうか。
同じNFTが100個できるの?
見た目は、同じNFTが100個作られるんだけど、データ的には別々の番号が振られていくから100個それぞれ別物のNFTとして見られるそうだよ。
説明 には、NFTの説明を記入することができます。
外部リンク には、ホームページやブログなどお持ちでしたらURLを入れることにより関連付けが行われます。
特性 +特性を追加 という項目はNFTの固有のキャラクター性を表現することができる項目になっています。これを何かの物語で例えるならば、登場人物それぞれに作者があらかじめ考えている個性を、この項目で紹介できるということです。
「usapin」という名前のNFTの販売ページです。この連載記事でたびたび登場しているウサギのキャラクターです。眺めていきますと、「特性」という項目があります。そこには、「FAVORITE FOOD 好物」として「Chocolate チョコ」とあります。つまりusapinは、チョコレートが好きということがわかります。
このチョコ食べたい
他にも、身長、性格、特技もあることがわかります。
ここでは皆さんの設定で項目を決めて対応する性質を記入することができます。この「特性」項目の利用は任意ですが、キャラクター性を持たせたい時に使うと良いでしょう。
一通り記入しましたら、一番下の「作成」を押します。
アイテムを作成 という画面に切り替わります。少し待つと、MetaMaskが表示されます。ここで手数料が表示されます。単位を確認してください。MATICのはずです。数量はいかがでしょうか。0.01 MATIC で1〜2円程度です。時間帯によって変動があることは以前お伝えした通りです。1〜2円程度であれば署名を押して支払っても良いように思います。
署名を押して、手続きが行われるのを待ちます。
場合によっては、しばらく待ちます。
いくら待っても進まないこともあります。
待ちきれない場合は、次の日に再度見ると終わっていることもあります。
何事もなく進みますと、「アイテムがミントされました」と大きく表示されます。
これでNFTになりました。
やった!
次は販売です。
NFTの出品
下に「アイテムを表示」というボタンが表示されていますので、押します。
出てきた画面では、青い色で「1件のアイテムを出品」と表示されていると思います。その表示の隣で数字を変更できるようになっています。この数字が出品数になります。先ほどの手順で総数は100 NFTになっていますが、その中から幾つ出品するかを決めることになります。
練習ですので、今回は10にしてみましょう。そうすると隣の表示も連動して「10件のアイテムを出品」に変化しているはずです。もし変化していなくても気にしないで進めましょう。
青い色で「10件のアイテムを出品」と表示されているところを押します。
クイックリスト というページが出てきます。アイテム数を確認してください。10になっているはずです。このページで値段を決めます。
「開始価格」のところに数字を入れて、右の単位をMATICに変えます。販売価格です。適当に値段を決めてください。3MATIC で 500円程度でしょうか。暗号資産(仮想通貨)も価値が変動するので、その時の値段を確認しながら決めましょう。
その下は 期間 です。販売する期間を設定できます。最長で6ヶ月です。ここも任意で決めてみてください。
最後に一番下の「リスティングの掲載を完了」を押すと出品を承認するページになります。MetaMaskが出ますので、下までスクロールさせて文字を確認した後で「署名」を押しましょう。
「アイテムが出品されました!」と大きく表示されれば出品完了です。
少ししてからOpenSeaの自分のページを表示してみましょう。出品されたNFTが表示されているはずです。
これで、めでたく販売開始です。
おめでとうございます
今回NFTを10個出品されたようでしたら、90個残っています。別の機会に出品することができるでしょう。この90個は、すでに手数料を払ってNFTにしていますので、現時点のOpenSeaの決まりでは出品する際に追加で手数料が求められることはありません。
今回の流れは、手数料の少ないポリゴン(MATIC)で試してみました。何回か出品して練習してみてから、イーサリアム(ETH)に進むと安心かもしれませんね。イーサリアム(ETH)での出品手順も基本的に同じですが、いつか別の記事でお伝えしたいと思います。
投資をしないとしても暗号資産(仮想通貨)にはリスクが伴うから、慎重にね。購入は暗号資産(仮想通貨)販売所での説明を読み込んで勉強してからにしよう。NFTも同じだよ。