前回はOpenSeaでNFTを購入する手順についてお伝えしました。
今回は、NFTの出品になります。
すでにNFTとして販売してみたいデジタルデータは準備されているでしょうか。
デジタルアートや、写真などあるかもしれません。スマホで撮影した写真もNFTにすることができます。OpenSeaでは、JPG、PNG、GIF、SVG、MP4 のファイルをサポートしています。
スマホでニンジンの写真を撮ったんだけど NFT にできるの?
できるよ。さっそく NFT にしてみよう
では、さっそくNFTにしてみましょう。
今回も、暗号資産(仮想通貨)は ポリゴン(MATIC)を使います。前回と同様Coinchekから送金されたポリゴン(MATIC)があるかと思います。ポリゴン(MATIC)は手数料が安いため、練習にはちょうど良いと思います。それで、NFTにするデータも練習用のもので良いと思います。もちろん ポリゴン(MATIC)でも販売できますので、本気の作品を ポリゴン(MATIC)で出品しても良いでしょう。
コレクションの作成
OpenSeaを開きましょう。MetaMaskをインストールしたブラウザで開きます。
画面右上の「ログイン」あるいは「プロフィール」をクリック(押)します。
ここで「MetaMask」を選択します。
表示された「MetaMask」の画面でログインパスワードを入力します。
先ほど「ログイン」から入った場合は、右の人型の丸いアイコン、あるいは ご自分で設定したアイコンにカーソルを合わせますと、「プロフィール」が表示されますので、「プロフィール」をクリックします。
ご自分のページが表示されたと思います。
日本語に対応していますので、日本語の表示になっていると思いますが、途中で英語に切り替わることもあります。その場合は、ブラウザの翻訳機能を使うことができます。私は一旦ログアウトして、ブラウザを再起動させてから再度ログインすることもあります。
ここで再び右上の人型の丸いアイコン、あるいは ご自分で設定したアイコンにカーソルを合わせます。
そうしますと、上から順番に、
プロフィール
ウォッチリスト
取引
Studio
OpenSea Pro
設定
…と表示が続くと思います。
この中で、「Studio」をクリックします。
開かれたページの右上に「作成」あるいは「Create」という表示があるはずです。ここをクリックします。
作成 という画面になります。二つの選択肢が表示されているでしょうか。「コレクションをドロップ」と「NFTをミント」という二つの表示です。
下の「NFTをミント」を選びましょう。英語では、「Create an NFT」です。
NFTを作成 という画面になります。ここで初回に行うことは、「新しいコレクションを作成」英語では「Create a new collection」をクリックしてコレクションを作ることです。
表示された画面左には、メディアをアップする場所が大きく囲われて示されていますが、まず初回に行うことは画面右のコレクションの作成のところです。
「コレクション」とは、お店で例えるならば、陳列棚を作るようなものです。
お店では売る商品によって陳列棚を変えるように、OpenSeaでは出品するデータに合わせて様々な陳列棚を作ることができるということです。これを「コレクション」と言います。
それで、景色の写真ならば、そのためのコレクション、デジタルアートを描いたならば、そのためのコレクション、といった具合に出品するNFTの種類ごとにコレクションを分けることができます。
では、「新しいコレクションを作成」をクリックして進めましょう。
「まず、NFT のコレクションを作成する必要があります」という画面になります。
このページで、
「ロゴ画像」(Logo image)の所に、棚の表紙になるような画像を入れてアップロードします。何のコレクションなのかが分かるような画像が良いかもしれませんね。
パソコンで設定を進めているようでしたら、同じパソコンの中に収められている写真を使うことができます。それで、たとえば設定を進めているブラウザを右に、写真が収められているフォルダを左に表示して、アップロードしたい画像を「ロゴ画像」(Logo image)の所に移動させればアップロードできます。
ドラッグ&ドロップという方法になります。
スマホで設定を進めている場合は、「ロゴ画像」(Logo image)の所からクリックして、スマホに保存されている画像を探しに行くことになります。
練習であれば画像は何でも良いと思われるかもしれませんが、アップした画像は世界中の人に見られるようになりますので、著作権上問題がないか、見られても問題がないか、など判断してアップしましょう。
次に、「コントラクト名」(Contract name)です。これはコレクションの名前になります。陳列するNFTを表すような名前にすると良いかもしれません。英語あるいはローマ字表記になります。
ここを入力しますと、隣の「トークン記号」(Token Symbol)が自動的に入力されるかもしれません。もし入力されていないようでしたら、ご自分でアルファベットを入力してください。特に決まりはありませんが、「コントラクト名」に対応するような文字列にしても良いでしょう。
そしてブロックチェーン(Block Chain)を選びます。今回は真ん中の Polygon にします。
ここまで進めますと、「続行」(Continue)をクリックできる状態になります。クリックしましょう。
「MetaMask」が起動するはずです。
ここで手数料(ガス代)を払うことになります。陳列棚を一つ作るごとに、手数料(ガス代)が発生するということです。
少し「MetaMask」を眺めてみましょう。
時間とともに数字が変化することに気が付かれると思います。
これは、混雑状況によって手数料(ガス代)が変化していることを意味しています。
私は今「MetaMask」を確認しながらこの記事を執筆していますが、画面には、「ネットワークが混み合っています。ガス代が高く、見積もりはあまり正確ではありません。」と表示されています。そして手数料(ガス代)の合計を見ますと、0.02673… MATIC と表示されています。日本円では3円弱ですので、それほど高いとは感じないかもしれません。ですがネットワークが混み合っている時に進めますと、処理が遅くなったり、進まなかったり、などあるので、別の日か別の時間帯にやり直すことも出来ると思います。
もし急ぎで進める必要があるようでしたら、「MetaMask」の画面内でキツネのマークを探してください。そこに「市場」という文字が書いてあります。そこをクリックしてみてください。ガス代を編集することができる画面になります。ここでは、3択で選べることがわかります。低、市場、積極的、の三つです(異なる翻訳になっているかもしれません)。
これは手続き速度によって手数料(ガス代)を変えることができるということです。もし手続きを早く進める必要があるようでしたら、「積極的」を選びましょう。手数料(ガス代)は 0.032…MATIC と表示されていますので、3円ちょっとです。逆に時間はかかってもいいから安く済ませたい場合には「低」を選びましょう。今の表示は 0.0223…MATIC ですので2円ちょっとになります。
ここでガス代を選ぶことができます。
この3択は何回か試しているのですが、ネットワークが混み合っている時に進めますと、「積極的」を選んでも進まないでいることもありましたので、別の機会にするのが無難かもしれませんね。
納得できる料金でしたら、「確認」をクリックします。少し待つと「コレクション」ができたという知らせに変わります。一方、納得できない料金で やめる時は、「拒否」をクリックして×を押して取りやめます。
皆さんの時はいくらになったでしょうか。3円程度でしたら払っても良いかもしれませんね。
ちなみにイーサリアム(ETH)で同じ時にコレクションを作成してみようとすると、手数料(ガス代)は 0.00718…ETH と表示されていました。日本円にしますと2000円を超えてきます。ポリゴン(MATIC)とはガス代が いかに違うかがわかるかと思います。
無事に「コレクション」ができたでしょうか。
次回以降はこの「コレクション」の細かい設定とNFTを「コレクション」に入れて出品する手順に移りたいと思います。
投資をしないとしても暗号資産(仮想通貨)にはリスクが伴うから、慎重にね。購入は暗号資産(仮想通貨)販売所での説明を読み込んで勉強してからにしよう。NFTも同じだよ。
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